自己紹介

【第五話】もしもこの先働かなくても良いとしたら 完結編

前回の外食で自分の心が正常でない事が本当に良く分かり、選択を迫られます。

一つは休職して復職するか、もう一つは辞めるとして、とにかく次の仕事を見つけるかです。どんな人でもある人生の選択のタイミングでした。ただ、あれだけ自尊心を無くす環境で今後復帰する事を考えると、パニック症状を味わった私としてはこれが症状ではなく、完全な病となっては本当に再起不能になると考えて何とか務め先には行きながら、次の職場を探す事にしました。

勤め先も行くのを止めて職探しをすれば良いと考える方もいるかと思いますが、今の所を辞めてでもそこに就職したいというスタンスをとった方が次の職場も有利に早く決まると考えたからでした。

何度も倒れ、起き上がる、だから強くなる。

幸い購入した家のさらに近所で私の資格を必要としている職場がすぐに見つかり、面接となり合格しました(面接で不合格になった事がない)

それまでの間いい年しながらも相変わらずの教育されっぷりで、もう仕事の前の日は明日なんか来なければ良い、そう思う毎日でした、以前の職では役職に付き教育を任され、経費も必要なものは一存で管理していたプライド等全部捨てたつもりが、全く捨てられない情け無さと、何故か手先やつま先がしびれるような精神障害で体に現れる症状を知りました。

辛くて何か薬を出してもらえれば楽になるだろうと、精神科にも行こうと考えましたが、そこまで行ったら負け、という変なプライドだけは残っており踏みとどまりました。

この自己紹介の顛末としては、のちに再びサラリーマンとして人を教育するポジションに付き、時間が凍った心を溶かす様に辛い状態は気付くと消えており、

その後約10年でこのトレードに関するコンテンツやその他不動産の取引、色々副業が上手く行き、未だ終わった人生では有りませんし終わりまでハッピーエンドとは言い切れませんが自分でも、客観的に見てもハッピーな状況です。

私が今、思う事は人生の決断の連続で間違えてしまっても、何度も倒され起きていれば、次の決断では間違えず、必ず自分の道に人は戻れる、そもそも今しか出来ない事を出来るだけやってきたのは自分の命が限りある予定の物である事を本当に理解し行動していれば、例え余命宣告されても、あの日の外食の時の様にパニック状態にならなくて済むのではないだろうか。そう考えて今も思い残すことがないよう活動しています。

題名にもある{もしもこの先働かなくても良いとしたら?}この問いの解釈が今の労働の収入のまま出勤しなくても良いという問いであれば9割の人が働かないでしょう

私の答えはこの5話全てが答えです。チャートと同じく、上がる下がるだけでは説明のつかない相場環境が重要なのであって、人生環境全てが答えです。

何の変哲もない人生の一部ですが、どんな人もこうして戦っている事をチャートからも、社会からも学んで、今でもトレードでは弱い自分と向き合わなければならない、正に人生に必要な事を教わっています。

最後駆け足になりましたが。生い立ちと自己紹介をこれで一旦終わりにします。