コラム

22年参院選に絡む日本のトレンド大転換事件とその問題点

2022年7月10日の参院選は結果としてはなんら変わらない、変わらないどころか
今まで以上に自民党は躍進した。

ただ、私から見てはっきりと今までと違う事が2つあった。

1つ目は7月8日(金)の安倍晋三 元首相銃撃事件

2つ目はガーシーこと東谷義和が参院選でN国党から当選

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銃撃事件や参院選から1週間経った現在では、全く事件や当選に関する印象が違う。

7月8日(金)安倍晋三元首相銃撃事件

事件時の報道を整理すると、
襲撃犯は奈良県で参院選の応援演説を行っていた安倍元首相を自宅で鉄パイプを加工し製造した銃で銃撃した。銃は散弾式で複数の鉄球を発射する構造となっており、2発目が心臓と頚部に命中。
その動機は、旧統一教会(現:世界平和統一家庭連合)と安倍元首相が強い関係性を持っていると考えた為である。

事件後報道では統一教会と安倍元首相に繋がりがあると勝手に思い込んだ犯人として報道されてきた。
事実として安倍元首相は統一教会の広告塔となるほどの関係で、教会の集会では安倍元首相がリモート演説までしていた。
更に統一教会は日本政治に深く入り込もうとし、安倍政権以前過去3代から教会の人員が自民党に登用されていた。

過去の自民安倍政権と統一教会の繋がりを纏めた記事がコチラ

更に犯人側の事実として、
犯人の母親は祖父から引き継いだ土地等を現金化して教会に計1億5千万のお布施をしていたこともあり、犯人含む家族3人は生活に非常に困窮していた。
犯人の叔父にあたる親族が返還請求の裁判をして5千万の返還が決まり、犯人や叔父は喜んだが、返還先はお布施をした当事者の母親となってしまい、なんと5千万の返還を受けた母親はそのまま返還された5千万をお布施として再度支払ってしまう。
犯人は以前に自殺未遂をしているが、保険を自分にかけており、叔父の話では兄弟2人に保険を受け取らせるつもりだったのでは、と話している。

犯人は今年の5月に職を失い、7月には生活費が途絶えるので再び自死を覚悟した。
その前に苦しめられた教会の広告塔であった安倍元首相を襲撃しようと考えたと話す。

考えてみてください。プロフィールにもある様に私は皆さまと同じ、弱者だから草食のシマウマと名乗っている。

弱者である犯人は自死をして兄弟2人を救おうとした。常に母の教会の執着による生活困窮から抜け出そうとした。行いとしては他にどうしようも無かったのかもしれない。

弱者であり殺人犯である事と、彼が襲撃した元首相が教会と強い関係性をもっていると『考えた』という報道はまるで勝手に考えたかのような表現のまま安倍氏が国葬され、

今後、海外では日本国内以上に事実が報道されるので、日本国外の新興宗教(旧統一教会)の広告塔が元首相であり、それに恨みを持った犯人が襲撃した『のに』元首相は国葬となりました、となったらあまりにもみっともないと弱者のシマウマでさえ感じてしまう。

ガーシーこと東谷義和が参院選でN国党から当選

 

 

こちらに関しても最初に私が受けた印象と後の印象では大きく違う。

まず、ガーシー氏の参院選当選発表を聴いた時直後には、やはり国民の代表である政治家は国民の民度を表すんだろうな、と感じてしまった。

彼がやってきた活動は、守秘義務を必要とする有名人や有力者に対しての女性のアテンド(出会わせ屋)の様なものだったが、今度有名人に会わせると言って報酬を受け取り、結局会わせないという詐欺をしていた。
それを暴露されて廃業したからといって、全てバラすことでYouTubeやサロンの収益を得るってどうなの?とストレートな反応から、以前からTwitterはアカウントをBANされていた。また、当選後にサブアカウント含むYouTubeのアカウントをBANされているのを見て、

『彼からの情報で知り得た有力者、有名人の犯罪行為は元々既存メディアでは暴露し得ない問題であるにも関わらず、現在のweb2、所謂YouTubeやその他SNSも既存権利の影響を受ける』

ということを世間に知らしめるガーシー氏の戦略だったと感じる。

それにガーシー氏に投票した年齢層は、まさにTVメディアに影響を受ける年齢層ではなく、若年層20代から40代であった事が想定出来る。

ガーシー氏の活動は端的に言えば、既存の政治のプロパガンダ広報の大部分を占めて来たTVメディアや、それを更に牛耳る経済有力者達の体制の問題点の暴露である。
これは、政治に求める透明性(若しくはクリーンさや信頼性)とはまた別の透明性で、相当なアウトローでなければ敢行できない。それを実際に実行したガーシー氏は、既存権利のパワーバランスをひっくり返すだけの存在になり得たのではないか?と考えるようになった。

一方でWEB1のTVメディアのみならず、WEB2のYouTubeすらも力でねじ伏せてガーシーを排除したと考えると、世界的企業のGoogleの情報統制力は強大である。
しかし昨今、この情報統制力が効かないWEB3が台頭してきており、Web3がメインとなった暁には全てがひっくり返り、世間に大きな混乱を招く可能性がある。

弱者と強者の関係もチャートと同じく複合構造(フラクタル)構造で政治経済の様に巨大な目線で俯瞰した時に見える構造を皆様の労働環境構造に拡大して観察してみると自分の上司はサボっていて、目立つ所だけ、更に上の上司を気分良くする事だけ、そんな構造があり、まるで同じだったりするのです。

それがトレンド転換すると考えればWEB3やDAOの様な経営者、利益総取り主義のいない労働成果主義になるタイミングである事は容易にシナリオ立てられます。

 

下の動画は、誰でも分かるWEB3が起こす世界の大転換を説明したシマウマの動画である。

ゴールドや株がトレンド変換する日。キーはWeb3【米国株 日経平均 ナスダック S&P500 DAO】

今回取り上げた二者(襲撃事件の犯人とガーシー)は一見全く関係がない様に見えるが、構造破壊を起こした点では同じであり、この大転換時に現れ始めた歪みなのかもしれない。

今回のこの2つの件の様に既存の組織にしがみ付く必要の無くなった個人個人が活動を始めてしまうと、今後更なる問題が多発する事が考えられる。